小さな子供の交通事故と後遺症

小さなお子様が交通事故の被害者になってしまった場合にはその時に、外見的な怪我などが見られなくても体の内部に様々な支障が出ており、最終的に後遺症が残ってしまう懸念もあります。
また、当然外見的な怪我をしていて怪我が治った後でも内部的な後遺症が残ってしまうケースがありますので、見た目だけで判断するのではなく適切な検査を受けた上で、後遺症認定などについても積極的に行っていく必要が出てきます。
小さなお子様の場合には体の柔軟性もあり見た目に大きな怪我などをしていなければ、病院側としても問題はないだろうとしてしまうことがあるのですが、実際には高次脳機能障害などが残ってしまうケースもあるため専門的な検査も行う必要があります。

また交通事故にあって、PTSD を発症してしまうケースもあり、このような部分においても専門的な知識を持ち、徹底的に理解をくれる医師にしっかりと検査をしてもらう必要が出てくるでしょう。
怪我が治ったからといって安心するのではなく示談に応じる前の段階でできることはすべて行うべきです。

事故前と事故後の生活

交通事故で大きなケガも負ってしまった場合にはどうしても気持ちが怪我に集まってしまうため、その他の部分は見逃してしまうことがあります。
しかしご家族としては怪我で不自由な思いをしているというだけではなく、事故前と事故後で他に変わった部分がないかどうかを細かくチェックしてみましょう。
例えば食事の時間に、これまでは上手にお箸を使うことができていたのに事故の後は上手に使うことが出来なくなったなどといったケースでは、怪我だけでなく高次脳機能障害の影響が出ていることもあります。

できる限り細かな症状をチェックするためにも頻繁にテレビを見せたり、お子様ご本人が好きだと言っていたキャラクターで遊ばせてみると言った努力が必要になります。
また小学生などの場合には様々な問題のドリルなどを行わせ問題を解いていく時間に関してもチェックしてみると良いでしょう。
怪我によって細かな作業が出来なくなってしまうこともありますが、前述の通り高次脳機能障害によって、こうした作業に支障が出てしまうこともありますので、日常で気になった部分については医師に報告しなければなりません。
その上で医師が怪我からの影響でしょうなどと特に検査をせずにいる場合には、細かな検査をしてくれる医療機関を探すのも一つの手段となります。

 

心の後遺症も懸念する

大人でさえこず事故に遭ってしまえば精神的にも大きなショックを受けるのですが、子供の場合には、見た目にわからないところで心に大きな後遺症を背負ってしまうことがあります。
夜ぐっすりと眠れなくなることや事故の場面がフラッシュバックしてしまい、突然泣き出してしてしまうといった症状などがあれば、このような部分でPTSD を疑い細かな検査をしてもらうことを医療機関側に話しましょう。
1時的に交通事故のショックからおねしょをしてしまったり突然泣き出してしまうことが続くケースもありますが、ある程度の長期間にわたりこのような症状が続いてしまう場合には後遺症として認められるケースがあります。

どうしても医療機関側での判断に納得がいかなければ弁護士さんなどにお願いした上で適切な検査を行ってくれる機関を見つけると良いでしょう。
どのような形にしても、親御さんが示談に応じなければ、必要な検査を受けたり、加害者側に請求することも可能です。
示談に応じてしまうとその後はお子様に後遺症が出ても加害者側に請求するのが難しくなり、覆すにも様々な手続きが必要となってくるので面倒なことになります。
すべては示談に応じる前の段階でできる限りのことに取り組むようにしましょう。

交通事故で車椅子になった例の保証

テレビのニュース番組などでは時々非常に大きな交通事故が起きたにもかかわらず、奇跡的にドライバーさんは無傷だったなどという放送することがあります。
確かに交通事故の被害者となってしまった場合であってもほとんど怪我をしないケースもあるようですが、反対に大怪我をしてしまう可能性の方が高いでしょう。
中でも、歩行が困難になってしまい、車椅子になるといった交通事故の場合には、どれだけの部分で保証されるかについて大きな不安を抱えてしまうのは当たり前のことだと言えます。

一言で車椅子といっても、歩行が困難になってしまい足に大怪我を負ったため1時的に車椅子になってしまう場合と、今後ずっと歩けなくなってしまうような大怪我や、さらには足を切断しなければならないと言っな怪我を負ってしまうケースもあります。
1時的に車椅子を使用したといった場合には車椅子をレンタルした費用等について保証されることになりますが、今後の生活において常に車椅子を使用しなければならないといった場合には相応の保証を受けることができます。

後遺症による保証内容

まず車椅子での生活を余儀なくされてしまうということは、後遺症害認定を行う際に等級が最も高いものになる可能性がほとんどです。
万が一、一番高い等級でなくても、その次の等級などになるでしょう。
そのため、後遺症に対しての慰謝料支払いは非常に高額となってくることがほとんどです。
車椅子になってしまう場合には、見た目はもちろんのこと、体の内部的にも大きな支障が出ているケースがあり、このような部分からも後遺症認定が行われることになっています。

 

収入面について

これまではなんの問題もなくできていた仕事でも車椅子での生活になることによって続けるのは難しくなるケースがあります。
このような場合には交通事故にあって車椅子にならなければ、これまで通りお仕事をしながら収入が得られたと言う意味で、逸失利益を受け取ることができます。
当然ながらここでの遺失利益は非常に大きな金額となるため事故後の入院や通院等でお仕事を休んだというわけではなく、遺失利益の請求も行うことができます。

万が一車椅子になったことによって働けなくなり仕事を辞めなくてはならないといったケースでも実際に仕事をしていた段階での収入を基本に遺失利益の計算を行っていきますので、月々の給料だけではなくボーナスが発生するのであれば、ボーナスも含めた支払が行われることになっています。

 

生活面で必要な道具など

車椅子での生活をするためには自宅の改装などが必要になってくるケースもあるでしょう。
車椅子で生活をするために自宅のと廊下を広くしたり、浴室等も広くしなければなりません。
またバリアフリーにするための工事を行ったりその他にも各種扉の設定を変えたりする必要が出てきますが、このような部分についても加害者側から保証される部分ですので、被害者としてはしっかり請求していくと良いでしょう。
もちろん車椅子に関しても、車椅子を制作するための費用は保証されることになっています。

しかし車椅子に対しての保証というのはあくまでも初めて作った段階での費用となりますので、その後車椅子の老朽化が進み新しく作り替える際には保証されるものではありません。
車椅子を作る際にはご自身の体などに合わせて様々なポイントから構造を考えて事になりますので高い費用が必要になりますが、このような費用については加害者側に全て請求するようにしましょう。

交通事故で骨折した場所が何年も痛むけど後遺症なの?

みなさんは交通事故の後遺症の一つであるRSD をご存知でしょうか?
ご存知ではないか他の方が多いと言われているのですが、このRSD というのは外傷的なきが起こってしまった交通事故の場合、主に外傷は治っているにもかかわらず、いつまでも複数の症状が続いてしまい、これが認められたケースとなっています。
またRSD が認められた場合には、後遺障害の等級として7級、9級、12級のいずれかに該当するとなっています。

RSD が認められた場合には当然ながら後遺症認定を受けることになるため相応の慰謝料などを加害者側に関することができます。
交通事故の後、外見的な怪我が治ってもいつまでも関節が痛むと言った場合などにはRSD を疑い専門的な検査をすることも視野に入れましょう。

尋常ではない症状が続く、頻発する

例えば交通事故にあって骨折してしまった場合、複雑骨折などの場合には手術が必要になりますが、このように骨折していてもある程度期間が経過すれば骨がくっつき日常生活にはさほど支障のない程度まで回復することになっています。
もちろん、季節ごとにある程度の痛みが生じてしまうことがあるのですが、このような症状とは別に、骨折した部分が突然として熱を伴い非常に熱く感じてしまうといった場合や尋常ではないと感じられるほどの痛みが出てしまい、仕事や日常生活に大きな支障が出てしまうといった場合、また突然筋肉が硬直したように動かなくなってしまうことが頻発するといった場合には、RSD が疑われます。
このような症状が毎日ではなくでも、継続的に続くようであれば同じくRSD を疑った方が良いでしょう。

 

検査には様々な項目がある

RSDが疑われる場合には、専門的な検査をする必要がありますが、そもそもRSD そのものについて詳しい知識を持った医師が現在ではまだまだ少ないと言われています。
そのため、RSD による後遺障害を認めて欲しいと思うのであれば詳しい知識を持つ医師探しをすることから始めましょう。
自分自身で見つけるのが難しい場合には弁護士の力を借りてでもRSD に対してとても詳しい知識を持つ医療機関から医師を見つけるようにした方が良いです。

また検査にも非常に様々な内容が含まれてくるので発汗テストなどをはじめとして、その他にも筋肉の動き、そして目の動きなどを細かくチェックするための検査が行われることになります。
もちろんこのようなケースの中で自分自身に異常を感じることがあれば遠慮せず、その時の医療スタッフに伝えるようにしましょう。

 

示談成立後は弁護士を頼ること

RSD というのは上記のように交通事故発生から1年が経過してからでも発症してしまう事があり、長い期間が経過していれば示談が成立している可能性も高くなります。
交通事故からある程度の期間が経過して大きな問題が認められなければ、後遺障害などもなく示談に応じてしまうことになりますが、そこから数年して骨折を含めた交通事故によって負った怪我部分にRSD の症状が出てしまった場合には上記の通り、まずは検査をすることになります。

ここで検査をして明らかに交通事故による症状だということがはっきり分かれば弁護士を通じて保険会社に連絡を入れることによって後遺症害認定が行われ、慰謝料の支払いを請求することができます。
一般的に示談成立後にはこのような部分で請求するのは難しいと言われていますが、RSD の場合には、ある程度の期間が経過してから発症するケースが多いため、このような部分で詳しい知識、そしてこれまでの実績を持つ弁護士であれば保険会社に話をした上で一度は成立してしまった示談に関してもあらためて正当な話し合いを行い、被害者として必要な慰謝料を受け取ることができます。
もちろん最初にも書いたとおり季節ごとに痛むなどといった場合などにはRSD として認められませんから仕方がありませんが、明らかにRSD としての症状が認められるケースでは例外として示談成立後にも後遺症認定と慰謝料の受け取りが行えます。